休眠口座の海外での活用例
アイルランドがいち早く活用
2003年に「休眠預金基金」が設立され、2005年には休眠預金(改正)法により、「休眠預金基金」の活用までの手続きや活用分野などが設定されました。
移管した資金を福祉などの事業に使う制度があります。
イギリスにおける、休眠口座のお金の流れ
イギリスには、銀行からお金を受け取る「請求基金(Reclaim Fund)」と、社会事業へ貸付を行う「休眠口座基金(Big Society Capital)」の2つがあります。
銀行と請求基金は、法的な取り決めを結んでいます。銀行は、CSRや社会的評価を受ける点などでメリットがあると考え、こうした活動に参加しています。
まずは、銀行から請求基金へ休眠口座の預金が移管されます。この時、預金者の個人情報などは一切移管されません。あくまでも、請求基金の第一目的は"預金者の保護"とされています。
そして、請求基金が休眠口座の預金を休眠口座基金へ渡します。実際に社会事業への貸付を行うのは、休眠口座基金です。既に4件の貸付実績がありますが、2012年4月にBig Society Capital Ltd.が営業を開始し、活動が本格化しました。
【トピックス】
- イギリスの事例がNHKで紹介されました!
国を救うか 英の社会的企業(NHK news Watch9 特集まるごとより)
韓国でも社会福祉に活用
韓国では、2008年に「休眠預金財団」が設立。
イギリス、韓国共に、休眠口座を国民がネットで簡単に検索できるITシステムがあり、一括管理されています。
【トピックス】
- 韓国の事例を調査して参りました!
休眠口座活用事例〜韓国における事例調査〜